Raspberry Pi に PiVPN をインストールし、外出先でも自宅ネットワークへアクセスできる環境を構築します。
PiVPN とは
PiVPN とは、Raspberry Pi で OpenVPN や WireGuard の VPN サーバーをインストールスクリプトです。
普通にパッケージから WireGuard をインストールして設定する場合はそれなりの前提知識が必要ですが、PiVPN を用いれば簡単にセットアップできます。
前提条件
インストール
下記のコマンドを実行して、質問に答えるだけです。
インストールの設定メモを一部抜粋
- VPN 種類 : Wireguard
- ポート : 51820
- 固定 IP or DNS Entry : DNS Entry
ドメイン設定
私の自宅のは固定 IP ではないため、DDNS サービスを利用します。
Cloudflare で DDNS サービスを設定する場合は以下のスクリプトを Cron で定期的に動かすようにします。
cron での動かし方
ルーターのポート開け
自宅のルーターにて Raspberry Pi に対するポート転送を設定します。
クライアントプロファイル設定
VPN サーバー側の設定が完了したところで、クライアント用のプロファイルを作成します。PiVPN のコマンドを叩けば、簡単にプロファイルを作成できます。
プロファイルを作成できたら、そのプロファイルをスマートフォンに読み込ませます。Wireguard のアプリをインストールし、以下のコマンドで QR コード表示し、プロフィールを追加します。